豊田自動織機は22日、圧縮空気を動力とする空気エンジン車『KU:RIN(クーリン)』を開発、空気エンジン車における世界最高速記録に挑戦し、129.2km/hを記録したと発表した。クーリンは、9月9日、日本自動車研究所の城里テストコースで、129.2km/hを記録。同社では、これをギネス世界記録に申請する予定だ。同社では、自由な発想でモノづくりに挑戦する若手技術者の育成を狙いに、2006年12月に「夢の車工房」を設立。様々な事業部・専門分野の若手技術者40名が集まり、夢の車をテーマに、新しいコンセプトの車の企画・製作活動を行っている。空気エンジンは、小型軽量で高出力、優れた瞬発力が特徴。今回、夢の車工房の部員は、カーエアコン用コンプレッサーを圧縮機ではなく膨張機として使用。圧縮空気が膨張する力のみを動力源としてクーリンを開発した。
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