富士興産は、レアアース(希土類)リサイクル事業の新展開を狙い、ハイブリッド電気自動車に使用するネオジム磁石などの回収・再利用の企業化調査に入った。同社はレアメタル(希少金属)などのリサイクルをいち早く手がけた実績があり、ネオジム磁石で不足に悩む需要家の要請もあり、先行して乗り出す。ネオジムは中国が世界の生産量の98%を占め、価格が高騰している。国内で安定供給につながるリサイクル網を築き、不足に悩むメーカーに提供する考え。
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