京都大発の電気自動車製造ベンチャー、グリーンロードモータース(京都市左京区)は26日、「超小型3輪EV(電気自動車)」を日本電産などと共同開発し、大阪市内のイベントで披露した。1人乗り3輪バイク型のEVで、来春に量産販売する。三洋電機製リチウムイオン電池を搭載し、航続距離は40キロ、最高時速45キロ。日本電産製の産業機械用モーターを改良し、最大出力2・4キロワットで角度12度の斜面をスムーズに上る。京都工芸繊維大の学生が外観をデザインした。公道ではミニカーとして扱われるためヘルメットが要らず、普通免許で運転できる。価格は30万円前後で、年間千台の販売を目指す。グリーンロードモータースの小間裕康社長は「手に届く価格帯に仕上げた。使いやすいバイク型からEVが普及すれば」としている。
【新製品】グリーンロードモータース、日本電産などと共同開発の3輪EVを披露
- 【新技術・インフラ・海外】世界初の風力発電型充電スタンドが誕生
- 【震災復興】ルネサス、大震災からの復旧映像を資料公開