トヨタ自動車が、岩手県金ケ崎町の関東自動車工業岩手工場で11月から、小型ハイブリッド車(HV)の生産を始めることが分かった。東北地方での生産強化の一環。来年1月に発売する計画で、小型車の開発から生産までを一貫で手がける体制をつくりあげる。小型HVは、米国で1月に発表した試作車「プリウスc」がベース。既存のプリウスより一回り小さいハッチバック型。ガソリン1リットル当たりの燃費はプリウスを上回り、世界最高水準となる見込み。エンジンは当面、愛知県内から運ぶものの、2013年には、トヨタ自動車東北のある宮城県大和町に新工場を新設。年10万基をつくり、関東自動車岩手工場に供給する計画だ。
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