【提言】「端末化」が進む中国のEV(電気自動車) ネットワーク機器としてのクルマは広まるか

「iPhoneそっくり」のスマホでスタートし、世界3位のブランドになったシャオミ(Xiaomi、小米)が、わずか3年で高性能のEV(電気自動車)を開発、発売した。一方、アップルが10年がかりで進めてきたEV開発の中止が明らかになった。この2つの出来事がほぼ同時期に起きたことは、EVの流れを象徴している。

シャオミは生活に身近な家電や情報機器などを自前のOSを基盤にIoT化し、スマホを軸に独自の生態系を構築してきた企業である。そこにEVが加わったのは象徴的だ。EVの家電化が進みつつあることを示す動きだ。

バッテリー技術の進化や基幹部品のモジュール化、原材料の値下がりなどによって、中国ではEVの激しい価格競争が始まっている。エンジン車も巻き込み、中国発で自動車の価格崩壊が起きるとの見方もある。

「端末化」が進む中国のEV(電気自動車) ネットワーク機器としてのクルマは広まるか(wisdom | NEC)

 

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