【話題・自動運転】先端技術で危険察知する完全無人車、交通事故時の責任の行方は見通せず

人に代わってコンピューターシステムが運転を行う自動運転車の実用化が間近に迫っている。交通事故の減少や渋滞緩和への効果が期待される一方、万が一事故が起きた場合の責任のあり方や、衝突を回避する技術開発など課題も多い。

「自動運転では約9割の死傷事故を削減できる」――。2018年中に発生した自動車が関係する交通事故約41万件を対象に、国土交通省が分析した結果は自動運転の驚くべき効果を期待させた。

自動運転車両は車の周辺にある障害物を検知するため、物体の位置などを測定する「LiDAR(ライダー)」と呼ばれるセンサーや、遠方の危険を察知するカメラなどの先端技術を搭載する。

人工知能(AI)がセンサーやカメラから得た情報を基に、進むべき方向にハンドルを操作したり、衝突の危険がある場合は自動でブレーキをかけたりすることで安全に走行できる。人の感覚よりも周囲の危険性を察知する能力が高いとされ、交通事故を防ぐことにつながる。

先端技術で危険察知する完全無人車、交通事故時の責任の行方は見通せず(読売新聞)

 

Tagged on: ,