【話題・電池】アングル:EV電池材料の「人造黒鉛」、中国が圧倒的優位の現実

電気自動車(EV)の重要な電池材料である黒鉛は、中国が市場をがっちりと握っている。欧米は中国に対抗するために「人造黒鉛」と呼ばれる新しい技術への投資を進めているが、この分野でも中国が圧倒的な優位に立ち、欧米は苦しい戦いを迫られそうだ。

人造黒鉛は19世紀後半には開発されていたが、EV電池用材料に浮上したのはこの10年ほどに過ぎない。利用が急速に拡大しており、ベンチマーク・ミネラル・インテリジェンスは、2025年までにEV用電池の負極市場の3分の2近くを占める可能性があると予測している。

EV1台の電池パックには負極用に平均50─100キログラムの黒鉛が必要で、これはリチウムの約2倍の量に相当する。

アングル:EV電池材料の「人造黒鉛」、中国が圧倒的優位の現実(ロイター)

 

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