海外の自動車メーカーはEV転換の動きを強めている。ジャーナリストの山田順さんは「EV一本化の流れに日本勢だけが乗れていない。政府は自動車の電動化に対して、『遅くとも2030年代半ばまでに、乗用車新車販売で電動車100%を実現できるよう包括的な措置を講じる』としていて、『実現する』と断言できずにいる」という――。
かつて世界には「三大モーターショー」と呼ばれる自動車の新車モデルのお披露目を中心とした一大イベントがあった。このイベントに合わせて、世界の自動車メーカーは開発を急ぎ、プレゼン、プロモーションに力を入れてきた。
その三大モーターショーとは、ドイツの「フランクフルト・モーターショー」(奇数年)と「ハノーバー・モーターショー」(偶数年)、デトロイトの「北米国際オートショー」(毎年)、日本の「東京モーターショー」(毎年)だった。
なぜ「電動化を実現する」と断言できないのか…日本の自動車産業が「EV敗戦」を目前に控える根本 …(プレジデントオンライン)