電気自動車(EV)の技術開発を手掛けるシムドライブは、仏シトロエンの小型車をベースにした改造EVの試作に着手する。既にEV1号車を発表しているが、改造に本格的に取り組むのは初めて。欧州大手のPSAプジョー・シトロエンと組むことで、EVの世界的な普及に弾みをつける考えだ。2012年3月末までに完成させる。PSAは、シムドライブが取り組むオープンソース方式の試作2号車の開発事業に、海外の自動車メーカーとしては初めて参画している。これとは別にシムドライブは改造技術の確立を目指した事業も始めており、PSAから提供される小型車「DS3」をベースに、4輪に内蔵したモーターで駆動する「インホイールモーター」方式のEVに改造する。
【新技術】シムドライブ、シトロエンベースのEVコンバージョン
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