【企業】日立電線、EV向け高圧電線ハーネスをGMに

日立電線は米ゼネラル・モーターズ(GM)の電気自動車(EV)向けに大容量の電力を流せる新型の電源ハーネスの供給を始めた。住友電気工業や古河電気工業も自動車の燃費向上につながるアルミニウム製の自動車用組み電線(ワイヤハーネス)の量産を本格化。電線各社はEVやハイブリッド車(HV)などのエコカー需要をにらみ、関連する独自製品を開発してきた。今後、収益拡大の目玉事業として育成を目指す。日立電線はGMのEV「シボレー・ボルト」向けに耐熱性に優れた高圧電源ハーネスの供給を始めた。EV特有の駆動用モーターやインバーター、電池といった中核部品をつなぐ。GMは2010年末に米国でシボレー・ボルトを発売したのを皮切りに欧州や中国にも投入する。18日には12年の生産台数を当初計画比で倍増の6万台に増やすと公表。日立電線も米国工場で量産するとみられる。

日立電線、EV向け高圧電線ハーネスをGMに供給(日刊工業新聞)

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