【話題・次世代モビリティ】アイスティが空から届くドローン配達が日常になった深センのフードデリバリー

中国のフードデリバリー大手「メイトゥアン(美団)」は、深センの高層ビルの合間を縫ってドローンを飛ばしている。すでに市民の日常生活の一部になっている現地で、記者が実際に体験してみた。

注文したアイスティが空から届いた。

中国・深センの複数の高層ビルに挟まれたにぎやかな市街地で、私は黄色と黒のドローンが、通り沿いの受け取り専用キオスクに降下するのを眺めていた。自動販売機ほどの大きさのキオスクの上部が、ドローンの着陸用に開き、注文した飲み物が中に入った白い段ボール箱が、キオスクの中に置かれた。30分前にスマートフォンで配達の注文をした際、アプリから午後2時3分にドローンで届くと通知されたが、ドローンが到着したのはまさにその時間だった。

アイスティが空から届くドローン配達が日常になった深センのフードデリバリー(MIT TECHNOLOGY REVIEW Japan)

Food delivery by drone is just part of daily life in Shenzhen