【話題】欧州フォード、エンジン車工場で人員削減へ 従業員に聞いた現実

約220万人が加盟するドイツ最大の産業別労働組合のIGメタルは、電気自動車(EV)シフトによる雇用への影響について度々警鐘を鳴らしている。イェルク・ホフマン会長は4月のドイツメディアのインタビューで、「ドイツメーカーは高級EVに集中しすぎだ。手ごろなEVがなければ、中国メーカーに市場を奪われ、ドイツでの雇用を維持できない」と語った。

ただ、今のところ完成車メーカーでは、その影響は限定的だ。独BMWは2020年、人員削減をせずにEVの生産を増やしていくことを宣言。実際、これまで大規模な人員削減は実施していないようだ。ドイツ東部のライプチヒ工場は22年にEV「i3」の生産を打ち切ったが、EV用部品の生産に切り替え、雇用への影響は表面化していない。

しかし、既に雇用への影響が出ている完成車メーカーもある。欧州で100年以上の歴史がある米フォード・モーターだ。

欧州フォード、エンジン車工場で人員削減へ 従業員に聞いた現実(日経ビジネス電子版)

 

Tagged on: