【話題】EVのクリーン度アップ 再エネ普及で改善

電気自動車(EV)のクリーン度は、車載電池を充電するのに使われる電力による。そして、そのクリーン度は国によって大きく異なることが、2022年の電力業界の炭素排出量に関するデータの分析によって明らかになった。

世界的に見て、運転中に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVを購入する人は増加している。だが、従来の内燃機関車がEVに取って代わられることで排出量全体に与える影響は、EVの電池を充電するのに使われる電力がどのように生産されるかによって決まる。

独立系エネルギーシンクタンク、エンバーが集計した電力業界の排出量データをウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が分析したところ、EVが増えている中国など世界の一部地域では、電池の充電にCO2排出量の多い石炭を主に利用した電力が使用され、気候変動対策としての効果を低減させていることが分かった。石炭と石油を主なエネルギー源とする中国では、2022年に発電によって1キロワット時(kWh)当たり530グラムのCO2を排出した。

EVのクリーン度アップ 再エネ普及で改善(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 

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