寛元２（１２４４）年に開かれた曹洞宗の大本山、永平寺で知られる福井県永平寺町。門前へ通じる鉄道の廃線跡を、間もなく、ドライバーがいない自動運転車が走行する。
自動運転の最終到達点は「レベル５」。今年４月に改正道路交通法が施行され、その一歩手前の「レベル４」の公道走行が解禁された。速度やルート、天候など一定の条件下での完全自動運転が可能となった。
永平寺町の観光用自動運転車「ゼンドライブ」は３月末に、日本で初めてレベル４走行を許可された車両だ。電動カートを改造し、一見、どこにでもある車両と変わりはないが、完全自動運転の成否を占う乗り物として業界の視線は熱い。
本格化する自動運転 誰でも自由に 車で移動 レベル４ 公道走行解禁（産経ニュース）