【話題・自動運転】レベル4の自動運転EVを活用、他の車両が行き交う構内を搬送

ヤマハ発動機は浜北工場など同社の3工場で、自動搬送システムに電気自動車(EV)を採用している。それも一定範囲の敷地内で周辺環境を認識し、ドライバーの運転が不要な「レベル4」で自動運転できるEVだ。

導入したのは、同社が開発した自動運転EV「FG-01」。もともとゴルフカートだったモデルを改良したものだ。自動運転システムの開発を手掛けるベンチャー企業、ティアフォー(名古屋市)が提供する自動運転用ソフトウエア「Pilot.Auto」「Web.Auto」を活用。EVによって無人で工場から倉庫へ物品を移動させたり、工場内で部品を搬送したりできる。

ヤマハ発動機とティアフォーの合弁会社のeve autonomy(静岡県袋井市)は、この自動搬送システムをサブスクリプション(定額課金)で提供するサービス「eve auto」を2022年11月から開始している。eve autonomy代表取締役CEO(最高経営責任者、当時)の米光正典氏は、「中には、作業者が搬送に費やす時間を年間1800時間節約できたという事例もある」と話す。

レベル4の自動運転EVを活用、他の車両が行き交う構内を搬送(日経クロステック/日経ものづくり)

 

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