【話題・インプレ】電気自動車は本当に「寒さに弱い」のか? 氷点下の冬をEVで過ごして見えた現実

冬は電気自動車(EV)が苦手とする季節だ。気温が極端に下がるとバッテリーの充電性能は下がり、放電時に得られる電力は通常より少なくなってしまう。つまり、そのままでは充電が遅くなり、走れる距離が短くなり、バッテリーの劣化にもつながる。

そこで、冬場はバッテリーの性能を維持するために温める必要があるわけだが、そのためには電力を消費してヒーターで加熱しなければならない。さらに、車内の暖房に使うヒーターにも相応の電力を使う。エンジン車とは異なり、燃料を燃やしたあとの熱を暖房に使うようなことができないからだ。つまり、冬は走行していないときでも貴重な電力を消費する可能性があり、走行中は暖房にも電力を追加で消費する。

これらの特性を踏まえ、積雪するような寒さをEVで日常的に過ごしてみたら、どんな不都合が起こりうるのだろうか。まもなく購入から丸2年になるテスラ「モデル3」で、冬の気温が日常的に氷点下になる環境に乗り込んでみた。

電気自動車は本当に「寒さに弱い」のか? 氷点下の冬をEVで過ごして見えた現実(WIRED)

 

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