【話題・次世代モビリティ】ベンチ型自動運転車両の試乗体験 佐賀駅前で 2月24、25日も開催

佐賀県は22日、佐賀市のJR佐賀駅南口広場でベンチ型の自動運転モビリティー(乗り物)の試乗体験会を開いた。参加者から聞き取った感想を、車両の改善に役立てる。

県は県内を先端技術の実証フィールドにする方針を掲げている。車両は久留米工業大と同大発のスタートアップ(新興企業)「ル・デザイン」が開発し、1月末から吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)での運用が始まっている。

吉野ケ里歴史公園以外での試乗会は県内では初めてで、駅の利用者らが時速2キロ強でゆっくり進むベンチ型の車両を体験した。車両は衛星利用測位システム(GPS)などを用いて自動で広場を一周。兵庫県から出張で訪れたという会社員の男性(57)は「のんびりしていていい。法規制などの課題もあると思うが、街中も走れるようになれば、地域の活性化にもつながるのでは」と話した。

ベンチ型自動運転車両の試乗体験 佐賀駅前で 2月24、25日も開催(佐賀新聞)