トヨタ自動車が、東日本大震災の影響で停滞している国内生産を、9月に「正常化」させる内部計画を部品メーカーに提示していたことが12日分かった。11日の決算にあわせて発表した見通しでは、正常化の時期を「11~12月ごろ」と据え置いたが、2~3カ月の前倒しを目指す。内部計画によると、現在は1日あたり6千台余りにとどまる生産台数を6、7月は、通常の9割の1万2千台弱。8月は1万2千台強とし、9月にはほぼ通常通りの1万3千台弱まで引き上げる。11日に発表した見通しでは、生産ペースを6月から通常の7割に引き上げるとし、その後の回復軌道は示していなかった。
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