【企業・自動運転】VW、自動運転技術に関する方針を発表(ドイツ)

ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは10月26日、自動運転技術に関する方針を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。自動運転技術の開発への取り組み強化は、VWグループが2021年7月に発表した「ニューオート(NEW AUTO)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」戦略の中核となる。VW商用車部門がグループ内で、自動運転分野における「モビリティ/トランスポーテーション・アズ・ア・サービス(MaaS/TaaS、注1)」の開発・実行を担当する。2025年にハンブルクで、電気小型バス「ID.Buzz外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を使い、自動運転でのライドシェアサービスを開始する予定だ。同サービスでは、VWグループ子会社で、都市圏におけるライドシェア事業を担当するモイア(MOIA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますと協力する。MOIAは既に、2018年からハノーバーで、2019年からはハンブルクでライドシェアサービスを提供している。一方、VWグループ内での乗用車自動運転向け技術・ソフトウエアの開発は、グループ内向けソフトウエア開発を担うカリアドが担当する。カリアドは、2022年1月に発表したボッシュとの自動運転向けソフトウエア開発を進める(2022年2月3日記事参照)。具体的な目標としては、2023年に、都市部と郊外、高速道路での自動運転レベル2(注2)での走行、加えて、高速道路でのレベル3での走行を目指す。また、中国での自動運転開発では、北京地平線機器人技術研発(Horizon Robotics、地平線)との協力を進める(2022年10月24日記事参照)。なお、VWは米国の自動運転技術企業であるアルゴAI(ARGO AI)への、総額26億ドルの投資を2019年に発表していたが(2019年7月18日記事参照)、今後、アルゴAIへの投資は行わない。

VW、自動運転技術に関する方針を発表(ドイツ) | ビジネス短信(ジェトロの海外ニュース)

 

Tagged on: ,