【次世代モビリティ】高度モビリティ研究所が始動 金沢大、シンポジウム

金沢大学は10日、自動運転技術の高度化を狙った新組織「高度モビリティ研究所」を紹介するシンポジウムを開いた。6年余りの公道での走行実績を誇る研究成果を生かそうと2021年度に設けた。シンポでは実用化に向け、研究所に産学官の中核的な役割に期待する意見が目立った。オンラインを併用しながら、国や自治体、企業から約300人が参加した。菅沼直樹副所長は「自動車だけでなく、BRT(バス高速輸送システム)や次世代型路面電車(LRT)も想定される。高度なモビリティーを金沢大から発信したい」と話した。

高度モビリティ研究所が始動 金沢大、シンポジウム(日本経済新聞)