【話題・電池】リチウムイオン電池の限界性能を拡張、5V以上の電圧を実用レベルで達成

東京大学の研究グループは2021年4月、従来のリチウムイオン電池よりも高い上限作動電圧を持つリチウムイオン電池の開発に成功したと発表した。上限の作動電圧が5Vを超えるリチウムイオン電池で、実用化レベルの長期安定作動が可能なことを確認したという。広く普及しているリチウムイオン電池だが、現状の上限作動電圧は4.3Vとされている。さらなる電池の高性能化に向けて、これを5V以上に高める研究開発が行われている。しかし「実用化レベル」とされる、充放電を1000回繰り返し行っても初期容量の80%を維持できる安定動作は実現しなかった。その原因は高電圧作動時の電解液と、正極活物質の激しい劣化と考えられていたという。

リチウムイオン電池の限界性能を拡張、5V以上の電圧を実用レベルで達成(スマートジャパン)

 

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