【話題・企業】コムスのエンジニアが軽EVをつくるとこうなる

タイを中心に小型EVを展開していた「FOMM」が、いよいよ国内軽自動車市場に参入する。まずは自治体や事業者向けのビジネスだが、インホイールモーターを採用するなど設計の細部は専門家を唸らせる。カーボンニュートラルや脱ガソリンエンジンに揺れる自動車業界において、軽自動車は価格面で電動化が難しいとされる。しかし、電動車の特性を考えるとむしろ小型の軽自動車こそEVに向いている。FOMMが提案する軽EV『FOMM One』がまさにそれを具現している。タイで生産されアジアで販売されるFOMM Oneは、EVながら水に浮く。洪水が多く、政府高官の間では、ドイツ車ではなく、いすゞのピックアップトラックが人気というアジア地域ならではの特徴だ。スペックは、12kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離はNEDC基準で166kmとなっている。充電はType2と呼ばれる規格でチャデモには対応していないが、200Vの普通充電が可能。バッテリー容量が大きくないのでむしろ普通充電のほうが効率がよくバッテリー保護にもなる。

コムスのエンジニアが軽EVをつくるとこうなる…オートモーティブワールド2021(レスポンス)

 

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