【提言】「ゼロエミッション=電動車」は深刻な誤解。災害大国日本で「内燃機関からの脱却」が悪手といえる理由

政府が2050年までのゼロエミッション(=温暖化ガス排出量を実質ゼロ化)を打ち出してから、なぜかガソリン車の電気自動車(EV)への置き換えが、二酸化炭素(CO2)ゼロへの最有効策であるかのような雰囲気が生まれてきている。菅首相は2020年10月、「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」と語った。素晴らしいことだと思う。ヨーロッパや中国が環境技術を強化するなか、日本の強味である環境分野で、世界を再びリードしていけるギリギリのタイミングだった。続いて12月には「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を発表。そのなかで以下のような目標を掲げ、電気自動車などの普及を強力に推進していくと宣言している。

「ゼロエミッション=電動車」は深刻な誤解。災害大国日本で「内燃機関からの脱却」が悪手といえる理由(BUSINESS INSIDER JAPAN)

 

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