【話題・自動運転】イスラエルで体感した「ロシア製自動運転」の破壊的ポテンシャル

「さぁ、これからテスト走行の始まりだ」と運転席の男が話し、ハンドルの脇のボタンを押すとクルマは走り始めた。公園沿いの路肩から発進した車両はウィンカーを点滅させながら加速し、周囲のクルマの流れに溶け込んでいく。もしもいま、目を閉じていたら、このクルマが自動運転で走行していることになどまったく気づかないだろう── 。トヨタの「プリウス」の天井に大型のセンサー類を取り付けた車両は外見こそ物々しいが、乗り心地は普通のEV車とほとんど変わらない。静粛な車内にはエアコンの音のみが響く。しかし、運転席に目をやると、この車両がSF映画じみたハイテクで制御されていることに気づく。ドライバーは両手を膝の上に置き、ステアリング操作を行わず、ハンドルはぐるぐると自動で回転している。車内のタブレット端末には周囲360度の車両や信号、標識、歩行者、そしてペットの犬までが立体3D画像で映し出されている。

イスラエルで体感した「ロシア製自動運転」の破壊的ポテンシャル(Forbes)

 

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