【提言】リチウム電池の開発者、吉野氏が明かすもう一つの「EV社会実現」シナリオ

電動車シフトが進む一方、電気自動車(EV)は高価で、航続距離などに課題も多い。EV社会は本当に到来するのか。リチウムイオン電池を開発し、今も研究の最前線に立つ旭化成の吉野彰名誉フェローは、クルマ社会をつくり変える“シナリオ2”の存在を指摘する。従来の、電池を高性能かつ普及価格帯とするアプローチ以外も考えていく必要がある。EVの低価格化と航続距離延長によってEVが普及するシナリオ1に対し、吉野名誉フェローの言及する“シナリオ2”は、自動運転を担う人工知能(AI)を搭載した「AIEV」が主要モビリティーとなるというものだ。人は自動車を運転も保有もせず、必要な時に無人運転のAIEVを呼び出して乗る。マイカー所有に比べ個人の負担は7分の1を見込んでいる。2025年以降にAIEVに漸次置き換わると予想する。

リチウム電池の開発者、吉野氏が明かすもう一つの「EV社会実現」シナリオ(ニュースイッチ)

 

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