【提言・自動運転】日本の農業を救え、無人運転の農機は「あの社会問題」を解決できるか

自動運転は乗用車だけのものではない。トラクターや田植え機、コンバインといった農業機械の分野でも実用化に向けた技術開発が急ピッチで進んでいる。背景にあるのが深刻な担い手不足だ。農林水産省の農業構造動態調査によると、2019年の農業就業人口は168万人。直近5年間で58万人も減少している。平均年齢も2018年時点で66.8歳と高齢化が進んでいる。その結果、高齢などのため離農する農家が相次ぎ、その農地を近隣農家に預けるなどして1人の農家が耕す面積が広がった結果、田植えや収穫に適した時期に作業し切れないといった問題が出てきているという。これに対し、自動運転対応の農機があれば「学校を卒業したばかりで農機の運転経験がない若者でも作業を担当できる」(クボタの西啓四郎トラクタ技術第一部第一開発室長)メリットがある。

日本の農業を救え、無人運転の農機は「あの社会問題」を解決できるか(日経XTECH)

 

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