米運輸当局がハンドルのない自動運転車の公道走行の認可について広く意見を集めるパブリックコメントを始めることが分かった。ハンドルがなければ自動運転に問題が起こった際、ドライバーが代わりに運転することができず、住民から不安や反対の声も予想される。完全自動運転車に対する社会の受け入れ態勢を占う上でも注目を集めそうだ。今回の意見募集は2019年中に自動運転車を使った配車サービスへの参入を表明している米ゼネラル・モーターズ（GM）が18年1月に提出した請願書に基づく措置だ。同社はハンドルやペダルがない完全自動運転車が公道を走れるようにするため、自動車に関する安全規則の適用を一時的に免除することを米運輸省高速道路交通安全局（NHTSA）に求めていた。
ハンドルのない車、OK？ 米運輸当局が意見公募（日本経済新聞）