【インフラ・海外】EVシフト進む中国、7万カ所の充電スタンドで米国を圧倒

中国は電気自動車市場において、諸外国を尻目に急激にシェアを伸ばしている。昨年の中国における電気自動車の販売台数は、他国のすべての電気自動車の合計販売台数を上回った。2月5日にコロンビア大学のグローバル・エナジー・ポリシー・センター(Center on Global Energy Policy)が発表した報告によると、中国は電気自動車を支援するのに必要なインフラの建設も急速に進めている。中国政府は電気自動車のテクノロジーを、世界の自動車市場で躍進する好機として捉えているからだ。新たな報告書によると、中国国内にあるEV充電器は現在80万8000基に上り、米国の約50万基を大きく引き離している。この数字は、両国それぞれですでに使われている電気自動車台数と同様の差(中国260万台に対して米国110万台)を反映したものだ。しかし中国が本当に他国を引き離しているのは、公衆充電スタンドの数だ。2018年末時点で、中国では約7万カ所のスタンドに合計33万基の充電器が設置されている。一方米国は、2万4000カ所のスタンドに6万7500基の充電器が設置されているが、充電器のほとんどは各家庭にある状況だ。

EVシフト進む中国、7万カ所の充電スタンドで米国を圧倒(MIT TechnologyReview)

 

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