【新技術・自動運転】誤差数センチ、無人トラクター運転 衛星信号を高精度で受信

広い農場をトラクターが悠々と進む。端まで到達すると方向転換。動きはスムーズだが、運転席に人の姿はない。昨秋、4基の本格運用が始まった準天頂衛星「みちびき」などから信号を受け取り、自らの位置を計測しながら走る無人トラクターの実験風景だ。技術の肝は「誤差数センチ」という世界屈指の高精度で位置を割り出す受信機。社員25人の尼崎市のメーカー「マゼランシステムズジャパン」が、2015年から2年がかりで完成させた。衛星を使った位置測位はカーナビなどに使われてきたが、条件によっては5~10メートルの誤差があった。それを数センチにまで縮めたのは「創業以来、積み重ねてきた知見と経験」と岸本信弘社長(60)は胸を張る。

誤差数センチ、無人トラクター運転 衛星信号を高精度で受信(神戸新聞NEXT)

 

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