【話題】ソフトバンクがMaaSで黒字達成、フィリピンの3輪EV

「MaaS(マース、Mobility as a Service)はもうからない」との見方がある中、ソフトバンクが黒字化にめどをつけた。フィリピン・マニラ市で、スマートフォンと連携した電動3輪車を公共交通機関として走らせる約2年間の実証実験を実施し、売り上げが経費を上回った。今後、中核の運行管理基盤をアジアの他の交通事業者に提供することを目指す。MaaS事業で提携したトヨタ自動車と設立したモネテクノロジーズで、新しいサービスを考えるのにも役立ちそうだ。アジアの公共交通事業の多くは赤字で、税金で補填する。黒字化で税金の補填をなくせることは、税収の少ないアジア各国にとって福音となる。実験を主導したソフトバンクモビリティサービス事業室室長の田中清生氏は、「ある程度の需要がある場所であれば、黒字にできる見通しが立った。黒字化の難しい地域でも赤字幅を減らせる」と手応えを口にする。

ソフトバンクがMaaSで黒字達成、フィリピンの3輪EV(日経XTECH)

 

 

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