【未来】トランザム開幕、スタートアップが語る自動運転の先

移動・交通の未来について話し合う「トランザム」(日本経済新聞社主催)が6日、東京ビッグサイト(東京・江東)で開幕した。国内外のスタートアップ企業のトップや有識者らが登壇。移動手段をサービスとして提供するMaaS(マース)や、自動運転技術の進化で変革期にある移動ビジネスについて意見が交わされた。タクシー配車支援を手がける電脳交通(徳島市)の近藤洋祐社長はパネル討論で「タクシー業界は長く革新がなかった。地方でも決済手段の多様化を進め、データを活用するプラットフォームを作りたい」と話した。同社はNTTドコモとも連携。配車システムや電子決済の端末を地方のタクシー会社に提供する。次世代輸送システムの構想を示す海外企業もあった。米ウェイファーラーが開発を進めるのは、1人が1台の小型車両に乗り込み、人工知能(AI)を使って目的地に向かう鉄道のようなシステムだ。日本ではすでに、京都市が同社の輸送システムを導入を検討しているという。マーク・シーガー最高経営責任者(CEO)は「自動車に注目が集まるが、古い鉄道輸送を置き換える市場規模は大きい」と強調した。

トランザム開幕、スタートアップが語る自動運転の先(日本経済新聞)

 

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