【インフラ・未来】充電技術で変わるEV進化のシナリオ

電気自動車(EV)は、充電技術の選択次第で将来性が大きく異なってくる。既定路線の「ケーブル充電」方式のEVは、今後さまざまな矛盾が噴き出し、完全自動運転が本格化する2030年ころに行き場を失う可能性が高い。一方、「電池交換式」は、電動2輪車や小型EVではうまく行く可能性がありそうだ。非接触で電力を給電する「ワイヤレス給電」は、自動運転との親和性が高いことが最大の強み。その先の道路から電力を受けて走る「走行中給電」への橋渡しにもなる。走行中給電が実現した際のEVは、現在のEVとはまったく異なる姿になる。積載する電池は最小限ながら、航続距離はほぼ無制限。車体は軽く、電費は良い。そろそろ既存路線から脱却し、充電技術の舵を切り替えていかなければ、EVと新しいモビリティーの未来はやってこないかもしれない。

充電技術で変わるEV進化のシナリオ(日経XTECH)

 

 

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