三菱重工業は、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビの国有企業マスダール社と共同で電気自動車(EV)の運用実験を開始する。両社は、環境配慮都市として建設が進む「マスダール・シティで、同社従業員と居住者にEVを活用した輸送手段を提供し、この運用実験を通じて先進的で環境に優しい交通インフラを構築していく。マスダール社は、個人型の無人交通システムであるPRTをはじめとするマスダール・シティの既存交通インフラに、EVや急速充電拠点、高度なコミュニケーションインフラを加えることで、より信頼性の高い公共輸送システムの実現を目指している。その一環として、三菱自動車の「i?MiEV(アイ・ミーブ)」10台を導入する。このi?MiEVは5ドアのハッチバックで、EV市場に投入された初めての商用モデル。最高時速は130km、1回の充電での走行距離は150km、16kWhのリチウムイオン電池で稼働し、急速充電設備を使えば30分で充電が可能。
【海外・スマートグリッド】三菱重工、マスダール・シティにi?MiEVで運用実験
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