【施策・地方自治・自動運転】トラクター自動運転で耕運 滋賀でデモ、後継者難打開に期待

近畿農政局は、無人自動運転で耕運作業などを行うトラクターのデモンストレーションを19日に東近江市上平木町で行った。高齢化や後継者不足の打開策としたいとしている。近年、後継者不足などから営農の法人化が増加。1ヘクタール以上の大規模農地整備の要望も高まっていることを受け、新技術の活用を提案しようと行った。同局によると、無人自動運転のトラクターを使ったデモンストレーションは近畿で初めてという。デモンストレーションには、クボタが開発したトラクター「アグリロボトラクタ」を使用。GPSを利用して動く仕組みで、耕運と代かきを自動で行うことができる。開始や停止はリモコンで遠隔操作する。トラクターは、稲刈りが終わった田んぼ約38アールを約50分かけて耕した。同局の青山卓二農村振興部長は「未来に向け、効率的で発展的な農業を考えるきっかけにしてほしい」と述べた。

トラクター自動運転で耕運 滋賀でデモ、後継者難打開に期待(京都新聞)