【企業・新技術・自動運転】自動運転支える「未来のタイヤ」、開発加速 住友ゴム

自動車業界は「100年に一度」と言われる変革期にあります。自動運転技術の発達や車の電装化、カーシェアの浸透。車が進化する中、それを支える「未来のタイヤ」の開発も急いでいます。タイヤの回転によって発生する振動の周波数を解析することで、空気圧の低下を知らせる既存の技術があります。これを生かし、路面の滑りやすさやタイヤにかかる負荷も測れる技術を昨年、開発しました。近々、商品化できそうです。完全自動運転が実用化されれば、集めた路面データを事故防止に生かすアイデアもあります。空気を入れなくていいためパンクしない「エアレスタイヤ」は、ゴルフ場のカートで実験中です。新品のグリップ力をできるだけ長持ちさせる「性能持続技術」を生かしたタイヤは、2020年の量産化をめざしています。25~30年までに、こうした全ての新技術を組み合わせた付加価値の高い商品の開発をめざします。

自動運転支える「未来のタイヤ」、開発加速 住友ゴム(朝日新聞デジタル)