【話題・自動運転】ボルボが自律自動車にルミナー製ライダーを採用、トヨタに続く

スウェーデンの自動車メーカーであるボルボは、自社の自律自動車に搭載するライダー(LIDAR:レーザーによる画像検出・測距)の供給業者に米国のスタートアップ企業、ルミナー(Luminar)を選んだ。ライダーは、ほとんどの自律自動車が採用しているセンシング技術である。前方の道路や周囲の環境をスキャンするために使用する。MITテクノロジーレビューが選んだ2017年版の35歳未満のイノベーター35人の1人であるオースティン・ラッセルは、 ライダーのコストと組立時間を圧縮し、ライダーをより手の届きやすいものにしようと、ルミナーを立ち上げた。 同社は苦心の末、製品当たりのコストを数万ドルからたった3ドルにまで減らすことに成功した。2018年末までに、4半期ごとに5000個を生産する予定だ。ボルボはまた、かなりの額をルミナーに投資している。ルミナーの提携先自動車メーカーとしては、トヨタに次いで2番目の規模だ。しかし、ライダー画像に自動で注釈を付けて物体を識別するルミナーのソフトウェアを使うのはボルボが初めてである。ベロダイン(Velodyne)のような高性能センサーを作る強豪企業と競合するルミナーにとって、ボルボとの契約は大きな後押しとなる可能性がある。ルミナーが価格を抑えたライダーを提供することで、消費者の手の届く価格にまで自律自動車のコストが下がる日が来るかもしれない。

ルボが自律自動車にルミナー製ライダーを採用、トヨタに続く(MIT TechnologyReview)

 

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