パイオニア子会社のインクリメントＰ（東京・文京）は22日、欧州地図大手のヒアなど３社と世界の自動運転向け地図を提供する「ワンマップアライアンス」を結成したと発表した。中国の地図大手、北京四維図新科技（ナブインフォ）や韓国ＳＫテレコムとともに2020年から世界の自動運転向け高精度地図を提供する。「世界で同じ仕様の高精度地図を提供できるようになる」。ヒアのラルフ・ヘルトヴィッヒ車載市場担当シニア・バイスプレジデントは、都内で開催した記者会見でアライアンス結成の理由を説明した。ヒアは欧州や北米、韓国、シンガポール、アラブ首長国連邦で18年末までに100万キロメートル以上の高精度地図「ヒアＨＤライブマップ」を整備する予定。地図提供後も自動車に搭載したセンサーなどの情報を基に常に最新の情報に修正していく。
パイオニアやヒア、自動運転向け地図のアライアンス結成（日本経済新聞）