【新技術・自動運転】AIで農業機械を自動運転 海津裕准教授

東京大学新聞社は五月祭で、機械学習(人工知能研究の一分野)の基礎理論研究の魅力や、他分野の研究に応用することの面白さ、またそれを社会に実装することの意義と難しさについて4名の専門家が話し合うイベントを行う。今回はそのうちの1人、農業分野にAIを活用する研究を行う海津裕准教授(農学生命科学研究科)に話を聞いた。「日本では農業人口が年々減り続け、農家の方たちは常に人手不足で悩まされています。だからこそ、AIの導入は今後の農業を支えるためにも切実な問題です」と海津准教授は語る。土地管理や農作業において、一人にかかる負担が大きすぎる現状を変える切り札に、AIはなり得る。海津准教授の研究室では現在、AIを実装した草刈り機や農産物の形状を特定する機械などの技術を開発中。「最近は、湖の水草を刈り取る機械や、干し柿の製造過程で柿の形状を特定する技術などを研究しています」。画像処理の分野で活躍するAIは、障害物検知や周囲の状況確認などに大きな効果を発揮するという。

【五月祭シンポジウム①】AIで農業機械を自動運転 海津裕准教授(東大新聞オンライン)

 

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