年5073億円――。大衡村に来るセントラル自動車、ハイブリッド車用電池をつくるプライムアースEVエナジー宮城工場(大和町)が県内にもたらす将来の経済波及効果を一昨年、七十七銀行が試算した。巨額なのは、産業のすそ野が広いからだ。自動車は2万?3万個の部品でできている。セントラルなど車体工場がすべて生産するわけではない。シート、エンジンなどは1次下請け、その部品を納めるのは2次、その部品は3次……と産業はピラミッド型に連なる。車体工場の周りに企業が集まり、大きな経済効果や雇用を生む。
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