【新技術・電池】TDK、MLCCの充電容量大きく 車載用 横に配列

TDKは3日、大容量の電気をためられる積層セラミックコンデンサー(MLCC)「CAシリーズ」を開発したと発表した。倉庫の自動搬送機を無線で充電するシステムや自動車の電子制御ユニット(ECU)で利用を見込む。これまで縦方向に積み上げていたコンデンサーを横に並べる構造にした。実装面積は広がるが、安定した電気特性を実現し、大容量化しやすい。新製品は金属端子が積層セラミックコンデンサーを支える形をしており、搭載する基板がゆがんでも壊れにくい。金属端子の素材を改良し、電気抵抗を低減した。大容量の電気を充放電する場合はコンデンサーを横方向に並べる。コンデンサーと基板との距離が変わらないので抵抗値が変化せず、振動による影響も少なくできる。2並列と3並列の2種類を用意し、将来は5並列の製品も開発する予定だ。

DK、MLCCの充電容量大きく 車載用 横に配列(日本経済新聞)

 

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