【未来】進化するモビリティー

100年に1度といわれる変革期を迎えた自動車産業。2030年には自動運転やシェアリングが身近になり、空飛ぶ車やロケット技術を使った長距離輸送サービス、宇宙旅行の実現といった「空の交通革命」も進む。「お待たせいたしました。オフィスまで50分ほどです」。朝、自宅前に待機する自動運転車に乗り込むと、こう迎えてくれた。昨晩は残業で帰宅が遅く、シェアリングの自動運転車を予約しておいたのだ。エンジンのない電気自動車(EV)は静かに走り始める。こうしたシェアリングの普及により自動車の保有台数はぐっと減り、渋滞や街中の駐車場もずいぶんと少なくなった。跡地は公園や緑地になり、高齢者などが近距離移動に使う小型EVの専用レーンも整備が進む。

進化するモビリティー(日本経済新聞)

 

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