【提言】電気自動車:内燃機関の死

内燃機関はよく走ってくれた。しかし、世界を変えたこの機械にも終わりが見えてきた。「人間の発明の才・・・は、車の動力源として馬に取って代わる機械的な方法をまだ見つけられていない」。フランスの新聞ル・プチ・ジュルナルは1893年12月の紙面でこう嘆いた。そして翌年7月、この問題に対処しようと、パリから北部の都市ルーアンまで馬を使わない車で走るレースを開催した。エントリーした102台の動力源は蒸気、石油、電気、圧縮空気、油圧など。126キロに及ぶレースへの出走を認められたのは21台だけだったが、かなりの数の観客を集めた。その結果、勝者が内燃機関であることは誰の目にも明らかになった。それから100年間、この動力源は産業を支え、世界を変え続けてきた。

電気自動車:内燃機関の死(JB PRESS/エコノミスト)

 

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