【企業】「EV競争、本当の勝負はこれから」日産常務役員

「(米Teslaによる量販モデルの投入など)電気自動車(EV)の市場競争は激化している。本当の勝負はこれからだ」――。日産自動車が2017年7月27日に開いた2017年度第1四半期(2017年4~6月)決算発表会見の場で、同社常務執行役員の田川丈二氏は力を込めた。ゼロエミッション(排出ガスゼロ)でリーダーであり続けること――。これは日産が中期経営計画「日産パワー88」(2011~2016年度)に盛り込んでいた確固たる目標だ。日産が世界初の量産EV「リーフ」を発売したのは2010年12月、累計の世界販売台数は2016年末時点で20万台以上にのぼる(図2)。目標台数より少ないとしながらも、”世界一”売れているリーフで市場を先導する日産。しかし、そんなリーフの牙城を崩しかねない競合車が出現した。

「EV競争、本当の勝負はこれから」日産常務役員(日本経済新聞)

 

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