電気自動車（ＥＶ）製造ベンチャーのＧＬＭ（京都市左京区）は、ＥＶ開発を目指す国内外の企業に、車台や動力部、設計技術を提供する「プラットフォーム事業」を本格的に始める。第１弾として、旭化成の自動車向け製品や技術をＰＲするコンセプトカーを開発。５月に横浜市の展示会で披露する。従来の自動車産業は車体やエンジンの開発から製造までをメーカーが一手に担う垂直統合型だったが、ＥＶは必要な部材を外部から調達して組み立てる水平分散型が主流になるといわれる。中でもフレームやシャシー、モーター、バッテリーなどで構成されるプラットフォームはＥＶのベースにあたり、大きな需要が見込まれる。
GLMと旭化成が実際に走る“次世代EVコンセプトカー”を共同開発（カーウオッチ）