【提言】再び沸き起こるピークオイル論で原油価格暴落

10月31日の米WTI原油価格は1バレル=46ドル台と大幅に下落し、1カ月ぶりの安値を付けた。11月2日には、アメリカの原油在庫が過去最大の増加(約1440万バレル)となったことから、WTI原油価格は一時44ドルに下落した。10月28日のOPEC会合で、イランとイラクが生産枠の設定に使用されているデータに異議を唱えたため、9月に暫定合意した減産に関する具体的な協議が進まなかった。翌29日の非OPEC産油国(アゼルバイジャン、ブラジル、カザフスタン、メキシコ、オマーン、ロシア)との会合でも、「11月30日のOPEC総会前に再び話し合いの場を設ける」ことだけの合意だったため、減産の実現に懐疑的な見方が一気に広まった。

再び沸き起こるピークオイル論で原油価格暴落 再生可能エネルギー、電気自動車分野の技術革新で石油需要が減少?(RIETI)

 

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