【提言】日産e-POWER、『電気自動車のまったく新しいカタチ』への違和感

日産ノートがビッグチェンジを果たし、「e-POWER」とよばれる電動駆動システムを初採用した。1.2リッター3気筒エンジンで発電、同社の電気自動車リーフ譲りのモーターでタイヤを駆動するというシステムは、シリーズハイブリッドと呼ばれる方式に分類される。 じつはシリーズハイブリッドというのは歴史のあるシステムで、19世紀から20世紀をまたぐタイミングでポルシェが4気筒エンジンで発電、フロントのハブモーターで駆動するハイブリッド車を生み出している。しかも、そのクルマはごく少量ながら販売もされたというから、シリーズハイブリッドという仕組みは工業製品としても100年以上の歴史を持っていることになる。つまり、エンジンで発電、モーターで駆動というパワートレインは決して珍しくない。実際、国産のバスでもシリーズハイブリッドを採用したモデルは存在する。ずっと忘れられていた方式とも言えないのだ。

日産e-POWER、『電気自動車のまったく新しいカタチ』への違和感(カーヴュウ)

 

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