【企業・海外】珠海格力電器、家電頭打ちでEVメーカーを買収

中国エアコン最大手の珠海格力電器(広東省)は19日、電気自動車(EV)やリチウムイオン電池の製造を手掛ける中堅メーカー「珠海銀隆新能源」(広東省)を130億元(約1960億円)で買収すると発表した。中国の家電市場は右肩上がりの時代を終え、大きな成長が見込めないことから、今後成長が期待されるEV事業への新規参入を果たし、生き残りを目指す。買収は、格力が発行する新株を、珠海銀隆の株式を保有する投資会社など21社と株式交換する。格力は1株当たり15.57元で8億3493万8974株を発行し、珠海銀隆の全株を取得する。珠海銀隆は2009年末に、格力の本社がある広東省珠海市に設立された新興のEV関連メーカー。珠海市のほか河北省に2つの工場を持つ。生産能力はEVバスが年間3万3000台だという。

珠海格力電器、EVメーカーを買収 家電頭打ちで(日本経済新聞)

 

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