【話題】ドローン電源にEV、有線で結び長時間飛行

会津大発のベンチャー企業「会津ラボ」(会津若松市、久田雅之社長)は、日産自動車(横浜市)と共同で電気自動車(EV)から小型無人機「ドローン」に電気を供給する仕組みを開発し、土木、農業分野などでのドローン実用化に向けた研究を開始した。会津若松市の同大で3日、ドローンとEVを接続し、EVから供給された電気でドローンを浮上させる全国初の実証実験を行った。ドローンは物資の運搬や上空からの撮影などに使われるが、飛行時間が10~20分と短く、ほかの無線の影響を受け制御不能になることが課題だった。会津ラボは昨年同大と日産自動車が開いたイベントに参加し、ドローンの課題解決にEVを活用できないか考えた。研究では、有線でドローンとEVをつなぐことで飛行時間を延ばし、ほかの無線の影響を受けずに制御できるようにした。最長約10時間の飛行可能。ドローンの行動範囲は、電気が安定供給できるEVから40メートルを目標に研究を進めている。

ドローン電源にEV、有線で結び長時間飛行 実用化へ実証実験(福島民友)

 

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