低コストで安全性が高いマグネシウムを使い、従来の電池より多くの電気をためることができる新しい電池を京都大などのグループが開発した。材料を工夫すればさらに性能を上げられる可能性があり、電気自動車(EV)などへの応用が期待される。英科学誌サイエンティフィック・リポーツに11日発表した。現在、スマートフォンやEVなどの電池に多用されているリチウムの融点は約180度。一方、マグネシウムは埋蔵量が豊富で、融点も650度と高く、電池が高温になっても破損する危険性が低いとされる。材料に使えれば、低価格で安全性が高い次世代電池につながると見込まれている。
低価格で高性能のマグネシウム電池を開発 京大など(朝日新聞)
【新技術・電池】京大など、低価格で高性能のマグネシウム電池を開発
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