【新技術】ナノオプトニクス・エナジー、電動車いすで乗れる超小型モビリティ

乗用車タイプの電気自動車(EV)の開発を休止し、医療、福祉分野の電動モビリティ(移動体)の製造・販売に参入した鳥取県の誘致企業、ナノオプトニクス・エナジー(米子市上福原、竹内幹夫社長)は27日、新たに開発中の超小型モビリティを公開した。電動車いすに乗ったまま車内に乗り込めることなどが特長で、商品化を目指している。 同社は昨年春、開発1号機の電動車いす「ユニモ」を発売し、超小型モビリティの試作車「e-001」を発表。この日公開したのは、ユニモに階段昇降機能を加えた製品とe-001を車いすで乗り込めるよう改良した製品で、県が国の緊急雇用対策関連の基金を活用して同社に開発を委託していた。e-001の改良版(3人乗り)は、電動の後部扉を全開するとスロープになり、ユニモに乗ったまま車内に入って運転できる構造。試乗した福祉器具販売、アビリティーズ・ケアネット(東京)の中村靖彦部長は「スムーズに乗り込め、レバーも操作しやすい。実用に耐え得る」と評価した。
ナノ社、超小型モビリティ公開 電動車いすで乗車可(日本海新聞)

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